「Mariya Suzuki」は素晴らしい才能を持つイラストレーター。 日常的な風景や出来事に彼女ならではの命を吹き込み、それを絵にしていくアーティストです。彼女と私たちは、今まで多くのプロジェクトで一緒に仕事をしてきました。六本木アートナイトや大手旅行会社エクスペディアのオフィスではウォールアートを制作し、スタートアップの「Straylight」では弊社初の試みとなったヴィジョンウォールワークショップを実現させてくれました。その他にも多様なプロジェクトでご一緒しているMariya SuzukiはまさにDexFamily。
そんな彼女にアーティストしてのキャリアと、TokyoDexとの関係についてインタビューさせていただきました。
そんな彼女にアーティストしてのキャリアと、TokyoDexとの関係についてインタビューさせていただきました。
アーティストになったきっかけはありますか?
Mariya Suzuki (以下M):きっかけは特になくて。よく聞かれるんですけど、子供の頃からアーティストになるっていうのが決まっていたような感じで、それを逆に疑ったことの方が少なくて。父親は絵本屋さんの店長(私が5歳くらいまで)、母親はピアノの調律師だから、その影響で私もアートや音楽が好きでした。それで私も小さい頃から趣味で絵とか描いてて。今では絵を描くっていうのは私のパーソナリティ、人格に深く関わることで、絵を描いてない状態の時は多分違う自分になるしかないような気がしてます。
『日常的な風景』が絵のテーマとなっているようですが、それを描いている理由はありますか?
M:それがやっぱ好きなんだろうね。(笑)例えば、山を見るのが好きで山に行ったりする人とか、海を見るのが好きで海に行ったりする人と同じように、私は日常的な風景を見ていることがすごい好きで。見ているとそれを描きたくなる、っていうところからきっと始まったんだと思う。日常だからこそみんな見逃しちゃうというか、なんかこう、流れていっちゃうけどそういうところも良い、って思ってもらえるきっかけになると、すごく良いなと思う。私は目に見えるものから絵にするけど、実際にいろんな人がそういうなんでもない時間を大切にするきっかけになったら、素晴らしいなって思う。
TokyoDexとはどのような出会いで、今までどのようなお仕事をしてきましたか?
M:TokyoDexとは共通のお友達がいて。東京に移ってきたばかりの頃にそのお友達の紹介で、TokyoDexのイベント「This&That」でライブドローイングをさせてもらったのが知り合ったきっかけです。
TokyoDexとはいろんな仕事をしてきました。壁画が中心ですけど、そのほかにもライブドローイングやイベントでの似顔絵などをさせていただいていて。普段はフリーでやっているので、そういう時はクライアントとのやりとりから、現場での実行、管理とか全部一人でやっていますが、TokyoDexで仕事する時はチームで動けるので、チームでやる楽しさがあります。後、やっぱり安心できますね。
自分でやってるとやっぱり限られてくるというか、自分のスキルしかないから大変やし、実際の仕事もマネージメントも全部自分でやらなきゃいけないのが、制限があるような感じがする。けど、TokyoDexとお仕事するときはマネジメント、ディレクションなどをやってくれるから、とてもやりやすいです。
人が単純に増えることでスキルの範囲が広がるみたいな感じ。かつ、アーティスト思いの会社だからプロテクトされてるなっていうのはすごい感じるし、何回か仕事してきて、関係が築かれてきたから私の言いたいこととかやりたいこととかすごい聞いてくれる。 それはすごいやりやすい環境だと思います。
TokyoDexを一言で表すと。
M:ファミリーかな。別に実際にファミリーがあるわけじゃないけど、TokyoDexと一緒に働くときは、チームというのが意識される。だから、いつもいつも一緒にお仕事するわけじゃないけど、そこで知り合ったアーティストさんとかスタッフとまた一緒にやる機会があると、久しぶりってなる。そうやって、だんだんちょっとずつ出来上がっていくファミリーっていうのが特徴です。
Mariya Suzukiは奈良県生まれのイラストレーター。カリフォルニア州ロングビーチでイラストレーションを学び、現在は東京をベースに活動中。国内外の多くのミュージシャンや食のプロフェッショナル、本や雑誌など、幅広くイラストを提供している。紙媒体に加え、インテリアのアクセントとなるような壁画も手がける。街を歩きながら、心に響く形やストーリーのあるものを描くことが好き。日常的なものや場面を日々描いている。